アイアンの距離感を覚える!
あなたの7番アイアンのキャリー打った地点から、ボールが落ちた地点までの距離)の飛距離は平均何ヤードですか?
この問に正確に答えられる人ほそう多くはありません。
なぜなら総飛距離はゴルフ場で把握することができますが、キャリーがどれくらい転がったかは把握することができないからです。
地面は傾斜していますので、地面によって距離は変化します。
傾斜であまり転がない場合や、傾斜で前に転がっていき飛んだように錯覚することもあります。
アイアンの距離感を覚えるためには、何ヤードキャリーで飛ぶのか?これを把握しないといけません。
ゴルフ場や練習場ではどのぐらい飛んだのか把握できませんので、計測器を備えている室内練習場に行くことをおすすめします。
毎回アイアンがしっかり当たって距離感が分からない人は室内練習場で計測しましょう!
その前に「距離が一定しないし、毎回同じように当たらない!」
とおっしゃる方は下記記事を読んでみて下さい。
安定的にアイアンが打てるようになるヒントなれるかと思います。
ぜひ最後までお読み下さい!
ヘッドスピード、力を同じで一定して打つ
安定的にスイングするためには毎回同じように打つことが重要です。
そのためにはヘッドスピードや力の入れ方を同じようする必要があります。
ヘッドスピードを統一する理由としては、毎回ショットによってヘッドスピードが一定にならない場合、総飛距離に違いがでてきます。
ヘッドスピードを同じようにするためにはどのようにしたらいいのでしょうか?
一番ダメな方法としては自分の感覚でクラブを振るということです。
自分の感覚は本当にあてになりません。
あなたのスイングを後ろから、横から、前から撮影してみて下さい。
思っているスイングができているでしょうか?
「あれっこんなにバックスイング小さかったかな?」
「あれっこんなに格好悪かった…?」
など思っていたスイングと違うスイングになっている場合が多いです!
自分の感覚はあてになりません。
自分の目では自分を直接確認することはできませんので、かなりいいイメージでスイングしている方が多いです。
You Tubeなどでプロの綺麗なスイングのイメージができており、イメージではカッコいいスイングになっているかもしれませんが、現実にそうなって場合は本当に多いです。
出来る限り自分では無い他人や機械に判断してもらいましょう。
今では携帯電話などですぐに撮影することが可能です。
何度も自分の動画を撮影することも上達の近道になります。
自分のスイングを体で覚えることも重要ですが、頭で覚えることも大事です。
アイアンのフルスイングを体と頭に覚え込ませることができたら、安定感はかなり増してきます。
次に力を一定して打つことですが、こんな練習方法がおすすめです!
振り幅を一定するという練習方法になります。
自分のアイアンのフルスイングだとバックスイングはここまで上げる。
フィニッシュはここまで上げるという基準を作りましょう。
関節の可動域は人によって違ってくるので、一概にはどこまで上げた方がいいかという指摘はできません。
上げる場所を統一させると力は一定的になります。
バックスイング、フィニッシュの形を覚えましょう。
形を自分で覚えることは難しいので、先程も説明しましたが携帯電話などで撮影して自分を知りましょう。
アイアンの番手が違っても動画上で同じように振れることができていれば、スイングスピードや力というには一定的になっているはずです。
②スイングアークを一定させる
スイングアークとはクラブを振る軌道のことです。
クラブの軌道に正解はないと思います。
性別、体格によりスイングアークは変わってくるからです。
さらにゴルフの面白いところでもあるのですが、球をどのように打ってもいいということがあげられます。
真っ直ぐ打ってもいいし、フェード、ドローなど球筋に正解はありません。
打数が少ない方が勝ち!
という明確なルール以外はありませんので、どのように打っても特に問題はありません。
ボールの行方を決めるのはボールから前後30cmが重要です。
巷では「インパクトゾーン」など呼ばれたりしています。
「インパクトゾーン」で真っ直ぐクラブが入ってきて、真っ直ぐボールに当てる技術があればその他のクラブの軌道はどのように動いても問題ありません。
横振りだろうが、縦振りだろうが、「インパクトゾーン」が一定であればボールは飛んでいきます。
ただ安定的に「インパクトゾーン」でボールを打つためにはスイングアークは一定にする必要があります。
軌道がどのように動くかは重要ではありません。
クラブが変わっても同じ軌道で統一された動きになることで、安定した「インパクトゾーン」に繋げることができます。
ではどのように練習したらスイングアークを一定的に動かせるのでしょうか?
それは、ショットを分解して考えていくと分かりやすいと思います。
バックスイングでクラブが地面と平行になるまで上げてみましょう。
上げてみたらどのポジションのクラブがあるのか目で確認します。
次にクラブを上げきった状態を作りましょう。
また目で確認します。
次にダウンスイングしてみて、インパクト部分で止めてみます。
また目で確認します。
フォローで地面と平行になったクラブ、フィニッシュで止まったクラブを目で確認します。
このようにスイングを分解して考え、目で確認して意識する。
という作業を繰り返し行って下さい。
鏡を使用してもいいですし、携帯で撮影してもいいです。
クラブがどこに上がって、どこに落ちてくるかを体と頭で覚えていきましょう。
よく分かりづらいという人はもっと分解して考えてもいいと思います。
自分のスイングを理解すると、スイングの再現性が向上します。
③自分のヘッドスピードを知り各クラブの飛距離を知る
③ 自分のヘッドスピードを知り各クラブの飛距離を知る
ある程度同じスイングができるようになり、スイングアークが一定にできるようになりましたら、実際に機械で計測していきましょう。
計測できる機械をお持ちの練習場に行くことをおすすめします。
今の機械はかなり正確に測定することが可能です。
ヘッドスピードやボールスピード、回転数やキャリーやラン、総飛距離に至るまで全部分かってしまいます。
ヘッドスピードはアイアンによって変化します。
シャフト長が長くなればなるほど、ヘッドスピードは早くなります。
クラブ別の飛距離も覚えましょう!
アイアンの全てのキャリー(ボールを打った場所から落ちた場所までの距離)をしっかり把握しましょう。
この飛距離ですが今後のゴルフ人生を大きく変化させます。
測定に行く場合は気をつけてもらいたいことがあります。
- 体調を整える
- 服装はゴルフに行く服装
- 手袋やシューズも持参する
このように準備万端で計測に向かいましょう。
測定した距離が間違っていたら何が正解かが分からない迷路に入ってしまいます。
せっかくスイングを安定的に行うことができ、飛距離を計測に行っているのに間違っていたなんて目も当てられません。
飛距離を確認していくとあまり番手間の距離が変わらないということもあります。
ヘッドスピードがあまりない場合、ミドルアイアンではキャリーの変化がない場合もあります。
そのような場合はアイアンではなく、ユーティリティーに変更するなどを検討していきましょう。
飛距離を知るということは、クラブ選択を変更する材料にできるということでもあります。
自分の感覚では知り得なかったことが機械を通して分かってきます。
今使用できるテクノロジーを利用して、自分のスイングを知り上達に繋げたいですね。
④いつも同じスイングをする
スイングする時は何か考えていることはありますか?
- 「グリーンに乗せたい」
- 「ピンに絡めたい」
など誰でも願望を抱いていることだと思いますが、スイング前にそんなことは考えない方がいいです。
グリーンに乗る、ピンに絡むという事は結果です。
風があったり、傾斜があったりと自分の思うように打てたとしても結果がどうなるかは分かりません。
なので、結果に願望を持つ前に、このように考えてみたらどうでしょうか?
「いつもと同じスイングする」
このことは結構重要なメンタルな話しです。
PAR4のドライバーは真っ直ぐ行き、フェアウェイ真ん中に置くことができた。
次のショットでピン近くに寄せることができれば「バーディー」まで狙える。
是が非でも150ヤードをしっかり打ちたい!
と思うのは大事です。
だけどここで冷静になって「いつもと同じスイング」と念じて打って下さい。
欲をかいてもあまり上手くいくことはありません。
今まで練習してきた自分のスイングをするだけです。
むしろ自分のスイング以外出来ないと思います。
乗せたい、寄せたいよりも自分のスイングに徹底する。
バックスイングはここまで上げる。
フィニッシュはここまで上げる。
スイングアークはいつも通りで、インパクトの強さもいつもと同じ!
ここまでやって駄目だったらまた練習するだけという気持ちを持ってゴルフをして下さい。
「凡事徹底」という言葉をご存知でしょうか?
当たり前のことを極めて、他人の追随を許さないほど徹底するという意味の言葉ですが、アマチュアゴルファーにぴったりの言葉だと思います。
当たり前のことを徹底する!
プロゴルファーのように練習する時間は、アマチュアの我々にはありません。
少ない時間を投下して、なおかついい成績を出したいと望むのであれば「凡事徹底」です。
当たり前のことをこなしていきましょう。
欲深くなることは、ミスの原因に繋がってしまいます。
⑤ヘッドアップ、ミスをしない
スイングのミスで一番大きな要因はヘッドアップだと思います。
ボールを打つ前に顔を上げることを「ヘッドアップ」と言います。
どうしてもヘッドアップしてしまう理由が人間にはあります。
それは「打ったボールの行方を早く見たい!」
という気持ちがあるからです。
重要なショットほど早く結果を知りたくなります。
- バンカーがたくさんある
- 左側に池がある
- 両サイドOB
このような状況って本当によくあります。
調子が良かったけど、緊張する1打でヘッドアップしてしまいミスに繋がった。
それからボロボロになってしまった…
こんな話しって結構あります。
ヘッドアップすると体が開いてしまい、フェースも開くので、ボールにスライス回転がかかりミスショットに繋がってしまいます。
ゴルフをしている人の多くは「ボールをよく見ろ!」と言う人が多いのですが、正解は「頭を上げずに体を開かず打て」になります。
要約して言うと「ボールをよく見ろ」になります。
ボールを一生懸命見てもあまり意味はありません。
見たから打てるわけではないからです。
先程お伝えした「凡事徹底」にも繋がる話しになるのですが、ミスをしないというのはゴルフでは無理です。
トッププロでもミスしています。
ショットをする時に当たり前のことを徹底すると考えるのであれば、「打ったボールの行方は気にしない」とかんがえてみるのはどうでしょうか?
見ても見なくてもボールの行方は変わりませんよね。
打ったボールがどこに行ったかは最終的には分かります。
自分でもし見失ったとしても、周りの仲間が教えてくれることでしょう。
「自分で見なければいけない」ということは忘れましょう。
「凡事徹底」の言葉を思い出し、欲深くならずに、ボールの行方を気にしない。
自分が出来るスイングをするという、この言葉だけを信じてボールを打ってみてはどうでしょうか?
もちろんミスがでないということではありませんが、スコアはかなり良くなると思います。
- ヘッドスピード、力を同じで一定して打つ
- スイングアークを一定させる
- 自分のヘッドスピードを知り各クラブの飛距離を知る
- いつも同じスイングをする
- ヘッドアップ、ミスをしない
今回はアイアンの距離感を打つ方法を書いてきました。
ヘッドスピードの上げ方やスイングアークを一定にする方法。
ヘッドスピードを知り、飛距離を覚える。
実践時のメンタル面の安定を図り「凡事徹底」という言葉を元にミスに対しての考え方の説明を行ってきました。
アマチュアゴルファーの出来る範囲は限られていますが、いつも通りのプレーを心がけ、楽しくプレーすることの一因になれれば幸いです。