ミート率を上げるには!

 

ミート率を上げるには!

ヘッドスピードが男子プロ並みだったとしても、当たりが悪ければボールは飛びません。

女子プロは、男性のアマチュアゴルファーと変わらないヘッドスピード43m/秒程度でも、しっかり飛ばしておじさんゴルファーをアウトドライブします。

 

この違いは、ミート率の数字に表れます。ミート率というのは、どれだけの力をボールに伝えることができたかを表す数値で、計算式としては「ボールの初速÷ヘッドスピード」となります。

たとえば、ボール初速が50m/秒で、ヘッドスピードが40m/秒の場合、50÷40でミート率は1.25と計算できます。どれだけ速くクラブを振っても、その力をボールにうまく伝えないと飛ばないということは、ミート率の数値を見るとわかります。

一般的なアマチュアゴルファーのミート率は、だいたい1.30~1.40ぐらいですが、プロだと1.50に近い数値になります。女子プロがアマチュアと変わらないヘッドスピードながら、飛ばすことができるのは、このミート率の高さによるものです。

 

ヘッドスピードやボールの初速は、市販されている測定器で測ることができます。だいたい1~2万円で購入できますので、興味がある方や練習の目安にしたい方は、買ってみてもいいかもしれません。

ミート率の悪い人の特徴

・スイングの再現率が悪い

ミート率の悪い人は、振るたびにスイング軌道が変わってしまい、いいスイングを再現することができていません。これは、どういうスイングが正しいのか、わかってないからかもしれません。

・ボールの当たり所がまちまち

ミート率の悪い人のクラブフェースには、打球跡があちこちについています。一定の場所でミートできていない証拠です。毎回芯で打つことができれば、ミート率はぐんと上がってきます。

・身体の動いていいところ、いけないところが理解できていない

スイング中に動かしてはいけないところが動いてしまうために、クラブヘッドを正しい軌道でボールをヒットすることができないというのも、よくあるケースです。ひざが伸び上がってしまったり、頭の位置がずれてしまったりすると、スイングの軸がずれて軌道が変わってきます。これではなかなか芯でとらえることができません。

では、どのすればミート率を高めることができるのでしょうか。

いくつか練習法をご紹介しましょう。

1.ショートアイアンでハーフスイングの練習をする

ドライバーのミート率を上げて飛ばせるようになりたいからといって、ドライバーの練習ばかりするのは、ちょっと待ってください。ミート率を上げるために大切なことは、正しいスイングの感覚を身につけて、常に再現できるようになることです。

正しいスイングの感覚がわかりやすいのは、ドライバーではなくショートアイアン。短いクラブのほうがヘッドをコントロールしやすいので、正しい軌道で振る感覚を身につけることができるからです。

おすすめなのは、ショートアイアンでフルショットではなく、ハーフショットの練習を繰り返しやることです。なぜハーフスイングかというと、インパクト前後のクラブヘッドの軌道を安定させるためです。ここが安定して毎回正しい軌道をたどることができるようになれば、芯に当たる確率が高まりミート率もよくなるでしょう。

ハーフスイングの練習をするときには、強く振る必要はありません。ショートアイアンは、重量があるのでゆったり振ることができます。身体の動きをチェックしながら、ゆったりとしたリズムで振っていきます。まずはしっかりと正しい身体の使い方を身につけていきましょう。

この時チェックするのは、ひざの角度や前傾している腰の角度がキープできているか、腕のローテーションが正しくできているか、肩が開きすぎてないか、手首の角度が正しく保たれているか、軸がずれていないか。こうしたチェックポイントをひとつずつ確認しながら打っていくと自分のスイングの課題がわかってきます。フルスイングよりもハーフスイングのほうが、確認しやすくわかりやすいです。

ボールをティーアップして、同じようにハーフスイングで打つ練習も効果的です。ショートアイアンは、どうしても打ち込むイメージで、ダウンブローの打ち方をしてしまう人もいると思います。ティーアップして払って打つ練習をすると、正しいスイング軌道を身につけるにはいい練習になります。

2.ドライバーでハーフスイングの練習をする

ドライバーを手にすると、飛ばしたい気持ちから力いっぱい振ってしまいがちです。練習場でもフルスイングで飛ばす練習をしたくなります。気持ちはわかりますが、ただむやみにフルスイングで打ってばかりでは、なかなかミート率はよくならないでしょう。

そこで、ショートアイアンでハーフスイングの練習ができたら、今度はドライバーを使って同じようにハーフスイングの練習をしてみましょう。このときもショートアイアンと同じように、身体の使い方が正しくできているかをチェックします。短いクラブだとうまくできていても、長いクラブだとできないケースも多いのです。

特にドライバーになると球筋や飛距離が気になるので、すぐに打球方向を向いてしまい、身体が開いてしまうことが多いです。また、大きく身体を使おうとするため、ひざが伸び上がったり、腰の前傾が崩れてしまったりということがよくあるので、ハーフスイングの練習を繰り返しながら確認しましょう。

またショートアイアンと違ってドライバーはクラブフェースの向きがわかりにくいので、ゆっくりとハーフスイングして、フェースの向きがどうなっているのかをチェックしながら練習しましょう。

腕のローテーションが正しいタイミングでできているか、インパクトでフェースが飛球方向に直角に向いているか、インパクト後はフェースを閉じるような動きになっているか、といったことを繰り返しチェックしながら打っていくのです。

こうした練習は地味ではありますが、非常に効果があります。プロも自分のスイングを確認するため、スイングを固めるためにやっている練習です。

ドライバーで毎回芯に当たるようになれば、自然と飛ぶようになりますので、腰を据えてこの練習に取り組んでいただきたいです。こうした練習を繰り返すことで、しだいにスイング軌道が安定してきますので、ミート率もぐーんとよくなります。

今からヘッドスピードを上げるのは難しいですが、こうした練習でミート率を上げるのは誰でもできることです。

3.メトロノームなどを使い一定したリズムでスイングをする

プロのスイング映像を見ていると、いつも同じリズムで振っているのがよくわかります。そして速く振るというよりも、ゆったりと振っている印象があります。

アマチュアゴルファーの場合、特にドライバーショットでは、明らかにリズムが早くなります。ナイスショットをしたい、飛ばしたいと思う気持ちから、打ち急いでしまいます。打ち急ぐと、身体が開いたり、ひざが伸び上がったり、という悪い癖が出てしまってうまくミートすることができません。

そうなると次のホールでは、バックスイングは意識するあまり、ゆっくり過ぎてタイミングが合わなくなってしまい、またまたミスショットに。コースでゴルフをする機会が少ないアマチュアゴルファーほど、一定のリズムで打つというのは難しいようです。

毎回違ったタイミングで違ったスイングをしていると、芯でボールをとらえることは至難の業になります。常に一定のリズムで同じスイングができることが、ミート率の向上につながるのです。

一定のリズムで打つための練習として、メトロノームの活用を考えていきましょう。この練習のためにわざわざメトロノームを買う必要はありません。無料で使えるメトロノームアプリがありますので、アプリを使って練習するといいでしょう。

メトロノームのリズムは、ゆったりしたタイミングでスムーズに打てるように設定します。その音を聞きながら、まずは素振りをしていきます。なかなか自分に合ったリズムがつかみにくいかもしれませんが、いろいろなテンポを試してみてください。

つぎにメトロノームを聞きながらショートアイアンでハーフショットをします。ボールがあると素振りのようにはなかなかできないと思います。これができるようになれば、次はフルショットで練習します。そして、だんだん長いクラブにしていき、最後にドライバーでもできるようになればOKです。

練習場で、どのクラブでも一定のリズムで打てるようになれば、コースに出た時もあわててスイングすることはなくなると思います。最初はリズムを気にするあまり、いい当たりが出ないかもしれませんが、繰り返し練習して自分のリズムをつかんでください。

4.同じスイングが出来るようにドライバーで素振りの反復練習をする

ミート率を上げるための練習を1~3で説明してきました。練習場でこうした練習を取り入れて、少しずつでもいいので繰り返しやっていくと、だんだんできるようになっていきます。

できるようになったスイングを、しっかりと自分のものにするためには、できるだけ毎日繰り返すことです。素振りができるスペースが自宅の近くにあれば、実際にクラブを使って素振りをしていきましょう。

練習場でボールを打つ練習では、どうしてもボールに当てようとするため、ボールに合わせたスイングになってしまいます。スイングの中にインパクトがあるのが、いいスイングといわれています。特に一定のスイングがまだできていない状態のころは、当てる練習も必要ですが、それと併せてスイングを作る練習も大切なのです。

自宅での素振りでは、身体の使い方、フェースの向きをチェックしながら、最初はゆっくりと振っていきます。だんだんフルスイングにしていきますが、そのときもチェックポイントがちゃんとできているかを確認しながら振っていきましょう。

できれば、自分のスイングをスマホで動画撮影しておくといいでしょう。なかなか感覚ではわからないことも、動画を何度も繰り返して見ているうちに、どこがプロのスイングと違うのか、どこがまちがっているのか、ということがわかってきます。

もちろんボールを打っているところも動画撮影できればいいのですが、難しい場合は、このように素振りの撮影だけでも効果があります。

自分のスイングの動画を見ると、自分の感覚とあまりに違うので、びっくりします。それだけ感覚のずれがあるということですね。この感覚のずれを補正していくためにも、動画はとり続けて、少しずつでも改善を積み重ねていくと、数か月後には見違えるようにいいスイングになっていることと思います。

5.下半身を止めてハーフスイングの練習をする

ミート率が悪い人の特徴のひとつに、下半身が余計な動きをしている、ということがあります。

下半身が飛球方向にすぐに向いてしまって身体が開いたり、ひざが伸び上がってしまったり、腰の前傾角度が変わってしまったり。こうした動きがあると、きちんとボールに当てることができませんから、ミート率は悪くなります。

下半身はスイングの土台になる部分です。そこがしっかりしていないと、正しいスイングはできません。そこで下半身の余計な動きをなくすために、アドレスの状態で下半身を止めて、ハーフスイングで振る練習をすることをおすすめします。

この練習によって、スイングの中でボールをつかまえる感覚ができて、「インパクトはアドレスの再現」というゴルフの格言を体感することができます。

ボールを打つことに懸命になると、どうしてもボールの行き先や弾道が気になります。すぐに飛球方向に身体が向いてしまうので、身体が開いた状態でインパクトしやすいです。また、飛ばしてやろう上げてやろうとすると、インパクト前に身体が伸び上がってしまいます。

正しいインパクトの状態は、アドレスの再現ということを改めて認識しましょう。手が常に胸の前にあって、2本の腕と胸で作る3角形をキープする、インパクトの時の足の形はアドレスの状態に戻すだけで余計に動かさない、これができれば確実にボールを捕まえられるので、ミート率はかなり良くなるはずです。

初心者のうちは、スイングのトップやフィニッシュの状態は気にしなくていいので、ひたすらハーフスイングの練習をするといいと思います。そのときに、インパクトでアドレスを再現するために余計な動きをしない、ということを意識して練習すれば、すぐに上達するでしょう。

まとめ

ミート率を上げることで、飛距離も方向性もよくなります。しっかり練習して自分のスイングを作り上げて、再現性を高めていきましょう。

常にボールをクラブの芯でとらえることができれば、ゴルフは今よりもっと楽しくなります。がんばって練習していきましょう。

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