2025/06/16

雨上がりの泥付きボール。板橋区のインドアゴルフスクール［わたしのゴルフ下赤塚店］地下鉄赤塚駅②徒歩2分

雨上がりのゴルフでフェアウェイのボールに泥が付着している場合、打球には様々な変化が生じます。泥の付着位置によって影響が異なるため、それぞれの場合について傾向と注意点を解説します。

■ 泥が付いたまま打球に変化あると思います。それぞれの曲がり方や距離、高さなど傾向や注意点をまとめてみました。

泥がボールに付着すると、その重さや形状の変化によって空気抵抗やスピン量に影響を与え、打球の弾道が不安定になります。

1. 左側に泥が付いている場合

傾向:
曲がり方:ボールの左側に泥が付着していると、右回転（スライス回転）がかかりやすくなります。これは、クラブフェースがボールの左側（進行方向に対して右側）に泥を押し出し、その抵抗によってフェースの向きが開きやすくなるためです。結果として、ボールは目標よりも右に曲がる傾向があります。
距離:スライス回転が増加することで、キャリーが出にくくなり、飛距離が落ちる可能性があります。
高さ:弾道は比較的低めになる傾向があります。

注意点:
* 目標よりも左を狙うなど、右への曲がりを考慮したアドレスを心がけましょう。
* 無理に打ちに行かず、クラブフェースをスクエアに保つ意識を持つことが重要です。

2. 右側に泥が付いている場合

傾向:
曲がり方: ボールの右側に泥が付着していると、左回転（フック回転）がかかりやすくなります。これは、クラブフェースがボールの右側（進行方向に対して左側）に泥を押し出し、その抵抗によってフェースの向きが閉じやすくなるためです。結果として、ボールは目標よりも左に曲がる傾向があります。
距離:フック回転が増加すると、通常よりもボールが早く落下し、ランが出にくくなることで、飛距離が落ちる可能性があります。
高さ: 弾道は比較的低めになる傾向があります。

注意点:
* 目標よりも右を狙うなど、左への曲がりを考慮したアドレスを心がけましょう。
* フェースが閉じすぎないように、慎重にスイングすることが大切です。

3. 上部に泥が付いている場合

傾向:
曲がり方:上部に泥が付いていると、バックスピン量が減少しやすくなります。これにより、ボールが予定よりも飛ぶ（飛びすぎる）可能性があります。また、泥の付着位置によっては、左右へのブレも生じやすくなります。
距離:バックスピン量の減少により、ランが増えることで総飛距離が伸びる可能性があります。しかし、空気抵抗の増加によって逆に飛距離が落ちるケースもあります。どちらに転ぶかは泥の量や付き方によります。
高さ: バックスピンが減るため、弾道は低くなる傾向があります。いわゆる「ドロップボール」になる可能性もあります。

注意点:
* グリーンを狙うショットでは、オーバーしないように番手を下げることを検討しましょう。
* バックスピンが効きにくくなるため、グリーンに止まりにくくなります。手前から攻めるなど、ランを考慮した攻め方が必要です。
* 泥の量が多いと、予測不能な弾道になる可能性が高まります。無理なショットは避け、状況に応じたクラブ選択を心がけましょう。

■全般的な注意点

規則: ゴルフ規則では、フェアウェイのボールに泥が付着している場合、原則としてそのまま打たなければなりません。ただし、ローカルルールで救済が認められている場合もありますので、プレー前に確認しましょう。（ブリファードライ）
心理的影響: 泥が付着していると、ゴルファーは無意識のうちにスイングを調整しようとし、それがかえってミスショットにつながることもあります。冷静さを保ち、泥が付いていることを前提としたスイングを心がけましょう。
練習: 泥が付着した状態での練習は難しいですが、普段からボールのコンディションが悪い状況を想定したイメージトレーニングをしておくことも有効です。

雨上がりのゴルフでは、泥付きボールは避けられない状況です。上記の傾向と注意点を踏まえ、冷静に状況判断を行い、最善のショット選択をすることが大切ですね。