2025/06/18

グリーンの寄せ方（１）板橋区のインドアゴルフスクール［わたしのゴルフ下赤塚店］地下鉄赤塚駅②徒歩2分

まだまだ、梅雨ときながら、猛暑が続いています。くれぐれも、熱中症には気を付けてください。

さて、夏芝も根が張ってきて、ラフの草目は手強くなってきています。

ゴルフのグリーン周りで寄せの選択肢として、UT（ユーティリティ）やウッドを使うのは、状況によっては非常に有効な選択肢となります。特に、以下のような状況で検討すると良いでしょう。

■UTやウッドで寄せた方が良い状況

1. 深いラフや芝の抵抗が大きい場合
* ウェッジやアイアンでは芝にヘッドが絡みやすく、ダフリやトップのミスが出やすい状況で有効です。UTやウッドはソールが広く、滑りやすいため、芝の抵抗を受けにくい特徴があります。
* 特に、ボールが少し沈んでいるようなライでは、UTの広いソールが威力を発揮します。

2. グリーンまで距離があり、転がして寄せたい場合
* ウェッジでのピッチショットでは距離感が難しい場合や、転がしでピンに寄せたい場合に適しています。UTやウッドはロフトが立っているため、ボールが上がりすぎずに転がりやすい性質があります。
* グリーンの奥にOBがあるなど、ボールを上げたくない場合にも有効です。

 

3. 上り傾斜のアプローチ
* 上り傾斜では、ボールをより高く上げなければならない状況が多くなりますが、UTやウッドは低い弾道で転がせるため、距離感を合わせやすくなります。

4. パターでは届かない、またはラインが読みにくい場合
* グリーンエッジから少し距離があるが、パターで打つには芝の抵抗が大きすぎたり、アンジュレーションが複雑でラインが読みづらい場合に、UTやウッドで転がしアプローチをすることで、パターに近い感覚で寄せることができます。

5. ミスの許容範囲を広げたい場合
* ウェッジのアプローチは、ミスの許容範囲が狭いと言われています。UTやウッドはウェッジに比べてソールの幅が広いため、多少のダフリでもソールが滑ってくれるため、大きなミスになりにくいというメリットがあります。

■UTやウッドでの打ち方

基本的な考え方としては、パターやランニングアプローチの延長として捉えると良いでしょう。

1. アドレス
スタンス: 肩幅よりやや狭くし、安定感を高めます。
ボール位置: スタンスの真ん中、または少し右足寄りに置きます。UTやウッドの場合、パターのように地面を滑らせて打つイメージなので、ボールを左に置きすぎるとトップしやすくなります。
体重配分:左足に7割程度体重をかけ、ハンドファーストに構えます。ただし、強すぎるハンドファーストは避け、クラブのソールが地面を滑るようにセットします。
グリップ: 短く持ち、クラブを吊るようなイメージで、ヒール側を少し浮かせると、より操作しやすくなります。
視線: ボールのやや手前からソールを滑らせるイメージで、ボールをゾーンで捉える意識を持ちます。

2. スイング
手首を使わない: 基本的に手首を固定し、上体の回転（肩の振り子運動）だけでクラブを動かします。これにより、インパクトが安定しやすくなります。
振り幅: 距離に応じて振り幅を調整しますが、大きく振る必要はありません。マックスで時計の7時〜5時くらい（コンパクトな振り幅）を意識しましょう。
インパクト:ボールの少し手前からソールを滑らせるようにヘッドを動かします。ダウンブローに打つイメージですが、強く打ち込むのではなく、クラブの重みを利用して払い打つ、あるいはソールを滑らせる感覚です。
力感:飛ばそうと力まず、7割程度の力感で振ると、クラブが勝手に飛ばしてくれるイメージを持ちましょう。インパクトを急加速・急減速させないよう、常に一定のグリップ圧を保つことが重要です。
フォロー:“打って終わり”というイメージで、無理にフォローを出そうとしないことで、インパクトにエネルギーを集約し、芝に負けずにボールを飛ばすことができます。

3. ラフからの打ち方
* 通常のライよりもさらに左足に体重を強くかけ（左足9割、右足1割程度）、左足一本でも立てるくらい極端な体重配分にします。
* スタンスを少しオープンに構え、スタンスなりにスイングすることで、自然とアウトサイドイン軌道になり、上からヘッドを入れることができます。これにより、芝の抵抗を減らせます。

 

また、次回も続編を用意していますので、明日の投稿をご覧ください。