2025/07/14

ゆるゆるグリップが難しくて。板橋区のインドアゴルフスクール［わたしのゴルフ下赤塚店］地下鉄赤塚駅②徒歩2分

さっ、今週も月曜日スタートしました。お天気は日々変わりやすくて、台風の影響がありそうな気配です。

お天気に左右されないように、気分的に、ゆるりと始めていきましょう。

さて、ゴルフでグリップを”ゆるく握ること”は、スムーズなスイングやヘッドスピードアップに繋がる重要な要素です。力を抜くための方法や練習法をいくつかご紹介します。

■グリップの力加減の目安

一般的に、グリップの力加減は10段階中3～4程度が良いとされています。男性であれば1～2割、女性であれば3～4割の力加減が目安という意見もあります。大切なのは「小鳥を握りつぶさないくらい」という感覚や、「クラブを落とさない程度に握りつつ、指先で包み込むような感覚」です。飛距離を求める時は緩めに、方向性や距離を安定させたい場合は少し強めに握るという考え方もあります。

■グリップで力を抜くためのコツ

* 指で握る意識を持つ**: 手のひら全体で強く握るのではなく、小指・薬指・中指の3本、特に小指側でしっかりとグリップを支える意識を持つと、余分な力を抜きやすくなります。指の関節にグリップを引っかけるように握るのがポイントです。
* アドレスでリラックス**: アドレスの段階でグリップを強く握りすぎると、腕や肩の筋肉が緊張してしまいます。最初にギュッと握ってから、半分程度の力に緩めるように意識すると良いでしょう。腹筋に力を入れることで、上半身の力が抜けやすくなることもあります。
* 手首の可動域を意識する**: グリップを強く握りすぎると手首の可動域が制限され、スムーズなスイングが難しくなります。手首を柔らかく使える状態を保つことが、タメを作ったり、ヘッドを走らせたりすることに繋がります。

■グリップの力を抜くための練習方法

1. 片手スイング:
* ウェッジやショートアイアンなど短めのクラブを持ち、最初は左手のみでクラブを握ります。
* ゆっくりとハーフスイングを行い、クラブの重みを感じながらスイングします。
* 慣れてきたら右手でも同様に片手でスイングを行います。
* 最終的に両手でクラブを握り、片手スイングで得た脱力の感覚を活かしてスイングしてみましょう。これにより、無意識のうちに強く握りすぎる癖を減らし、クラブの重みを感じる練習になります。

2. タオルを使ったドリル:
* クラブの代わりに、短めのタオルの端を両手で握ります。
* 通常のスイングと同じ動作で振りますが、タオルがしなやかに動くように意識します。
* 力を入れすぎるとタオルの動きがぎこちなくなるため、スムーズに振れる力加減を探ります。
* この感覚をつかんだら、クラブを持って同じようにスイングしてみましょう。手や腕の余計な力を抜き、体全体を使ってスイングする感覚を養うのに効果的です。

3. ボールを挟むドリル:
* 両腕の間（前腕の内側）にゴルフボールや小さなスポンジボールを挟みます。
* 軽くグリップしながら、ボールを落とさないようにテイクバックします。
* ボールを無理に押さえつけず、自然なスイングを意識します。手や腕の余計な力を抜きながら、安定したスイングを身に付ける練習になります。

4. 新聞紙を握るドリル:
* 新聞紙を1枚用意し、それを軽く丸めます。
* それをクラブのグリップを握るように軽く持ちます（新聞紙が潰れない程度の力加減を意識）。
* その状態でスイングを行います。適度なグリッププレッシャーを保つ練習になります。

5. 「コロコロドリル」:
* ボールを後方に優しくゆっくり転がしながらクラブを上げるテークバックのドリルです。
* 優しくゆっくり転がすためには、クラブもゆっくり優しく上げることが必要で、そのためにはグリップを緩く握る必要があります。
* このドリルを行うことで、グリップを緩く持つ感覚と、ヘッドが最後に遅れてくる感覚をつかむことができます。

■その他意識すること

* インパクトの瞬間は少し力を入れる: 基本は緩く握りますが、インパクトの瞬間はボールに当たり負けしないよう、一瞬だけ力を入れる意識を持つことも大切です。ただし、これは無意識にできる人もいるので、無理に意識しすぎる必要はありません。特に両手の中指と薬指の計4本に力を込める意識を持つと良いとされています。

* 継続的な意識: 力を抜くことは一朝一夕には身につきません。練習中に常にグリップの力加減を意識し、少しずつ調整していくことが重要です。

これらの方法や練習を試して、ご自身に合った「ゆるいグリップ」の感覚を掴んでみてください。

プロゴルファーでさえ、試合の配信を見るとグリップの握り方、手のひらの圧力などかなり神経質になっている様子を見て取れます。