2025/07/31

「飛ばない…」「曲がる…」はシャフトが原因？シャフトの役割と選び方解説

ゴルフクラブのシャフト選びは、スコアやスイングの安定性に大きく影響する重要な要素です。以下のポイントを押さえることで、自分に合ったシャフトを選ぶことができます。

---

1. フレックス（硬さ）

シャフトの硬さは、スイングスピードに合ったものを選ぶことが大切です。

ポイント：スイングスピードを測定して、自分に合った硬さを選びましょう。

---

2. シャフトの重量

軽いと振りやすく、重いと安定感があります。

• 軽量シャフト（40～60g）
  
  　→ ヘッドスピードが遅めの人におすすめ

• 中重量シャフト（60～80g）
  
  　→ バランス重視の中級者向け

• 重量シャフト（80g以上）
  
  　→ ヘッドスピードが速い上級者向け

ポイント：重すぎると振り切れず、軽すぎると安定しないため、自分の体力とスイングリズムに合った重さを選びましょう。

---

3. トルク（ねじれやすさ）

シャフトがねじれる度合いで、打感や球のつかまりが変わります。

• トルクが大きい（5.0°以上）
  
  　→ やさしく球がつかまりやすい

• トルクが小さい（3.0°以下）
  
  　→ 安定性が高く、強い球が出やすい

ポイント：初心者はトルクが大きめの方が扱いやすい傾向があります。

---

4. キックポイント（調子）

シャフトのどの部分がしなるかによって弾道が変わります。

• 先調子：ヘッド側がしなる → 球が上がりやすくつかまりやすい

• 中調子：全体がしなる → バランス型

• 元調子：手元がしなる → 球が低めで方向性重視

ポイント：弾道やミスの傾向に合わせて調子を選ぶと効果的です。

---

5. 素材（カーボン or スチール）

• カーボンシャフト：軽量で飛距離が出しやすく、振りやすい

• スチールシャフト：重めでコントロール性・方向性重視

ポイント：ドライバーやウッド系はカーボンが主流、アイアンは打感重視でスチールも多く使われます。

---

✅ 総まとめ：選ぶ前にやるべきこと

• ゴルフショップやスクールで**スイング診断（ヘッドスピード測定）**を受ける

• 試打クラブを使って実際の感触を確かめる

• 飛距離だけでなく、方向性・振りやすさを重視する

🏌️‍♂️ シャフト選びがもたらす主な影響

① 飛距離の変化

• 柔らかすぎるシャフトはタイミングが合えば飛びますが、ミート率が落ちやすく、バラつきやすくなります。

• 硬すぎるシャフトはスイングスピードが不足してヘッドが走らず、飛距離が伸びません。

👉 **適正なフレックス（硬さ）**を選ぶことで、効率的にヘッドスピードが伝わり、飛距離アップが期待できます。

---

② 弾道の高さ・方向性への影響

• 先調子のシャフト：ボールが上がりやすく、つかまりやすい → スライス矯正にも効果あり。

• 元調子のシャフト：弾道が低くなり、方向性重視 → ドローや風に強い球を打ちたい人向け。

👉 調子の選び方によって、球の高さ・曲がり方・安定性が変わります。

---

③ ミスショットの軽減

• 自分のスイングに合わないシャフトは、以下のようなミスが起きやすくなります。

👉 自分に合ったシャフトは、ミスの原因を根本から減らすことができるのです。

---

④ スイングリズムへの影響

• シャフトの重さやしなり方（トルク）が、自分のスイングテンポやタイミングと合っていると、自然で力みのないスイングができます。

👉 結果として、安定したショットやスコアの安定化に直結します。

---

⑤ 上達スピードへの影響

• 自分に合ったシャフトを使うことで、練習の効果が出やすくなり、無理な力みやフォームの乱れが起きにくくなります。

👉 上達スピードも早くなり、ゴルフがより楽しくなります。

---

✅ 結論：シャフトは「見えないカスタム」

ヘッドに注目しがちですが、シャフトは“ゴルファーとクラブをつなぐ”最も重要なパーツです。

自分に合ったシャフトを選ぶことで…

• ミスが減る

• 飛距離が伸びる

• 弾道が安定する

• スイングが整う

• ゴルフがもっと楽しくなる