2025/09/21

クラブ購入の要点その1　板橋区のインドアゴルフスクール［わたしのゴルフ下赤塚店］地下鉄赤塚駅②徒歩2分

週末の日曜日、秋晴れの空が外歩きも気持ちいいです。ラウンドするなら最高の日和です！

さて、会員さんからもゴルフクラブを購入したいと話題が出ることも多くなりました。最新の高価な製品から、シャフトの付け替えまで、考慮すべき点は多岐にわたります。

以下に、購入時の留意点をまとめました。

1. 最新機能の高価な製品について

最新のゴルフクラブは、各メーカーが最先端の技術を投入しており、性能面で優れていることが多いです。しかし、すべての人に最適なわけではありません。

■メリット
* 飛距離性能の向上:新素材や空気抵抗を減らす設計などにより、ボール初速や飛距離が向上する傾向があります。
* やさしさの向上:スイートエリア（芯）が広くなったり、ミスヒットに強い設計になっていたりするため、初心者やアベレージゴルファーでも扱いやすいモデルが増えています。
* 最新のテクノロジー: 弾道調整機能（ウェイトの移動やロフト角の変更など）が搭載されているモデルもあり、自分に合ったセッティングを試すことができます。

■デメリット
* 高価格: 最新モデルは当然ながら高価で、じゅうぶんな資金計画が必要です。
* 必ずしも自分に合うとは限らない: 最新の機能が、必ずしも自分のスイングやプレースタイルにマッチするとは限りません。特に、上級者向けのモデルは、高いヘッドスピードや正確なスイングが前提となる場合があります。

2. シャフトの選択について

シャフトはクラブの性能を大きく左右する重要なパーツです。「クラブはシャフトで決まる」と言われるほどで、自分に合ったものを選ぶことが非常に大切です。

■考慮すべきポイント
* フレックス（硬さ）:シャフトのしなり具合を表す指標で、L（レディース）、A、R（レギュラー）、SR、S（スティッフ）、X（エキストラ）などがあります。ヘッドスピードが速い人は硬めのシャフト、遅い人は柔らかめのシャフトが適しています。柔らかいシャフトは飛距離が出やすい反面、ミスしたときの曲がりが大きくなることがあります。

* 重さ:重いシャフトはスイングが安定しやすく、軽いシャフトはヘッドスピードを上げやすいという特徴があります。自分の体力やスイングに合わせて、振り切れる範囲で選ぶことが重要です。
* 調子（キックポイント）: シャフトが最も大きくしなるポイントのことです。
* 先調子: ヘッド側がしなり、ボールが上がりやすく飛距離を出しやすい傾向があります。初心者や、ボールが上がりにくい人におすすめです。
* 元調子:グリップ側がしなり、ボールの弾道が低くなりやすい傾向があります。コントロール性を重視する上級者向けとされることが多いですが、スイングにタメがない人にも合う場合があります。
* 中調子:シャフト全体が均一にしなるため、癖がなく、多くのゴルファーに合うとされています。

■ シャフトの付け替えについて
* 購入後にシャフトを交換（リシャフト）することも可能です。
* リシャフトは、専門の工房やゴルフショップで行うことができます。費用はかかりますが、ヘッドは気に入っているがシャフトが合わない、という場合に有効です。
* 中古クラブは、シャフトがリシャフトされている場合があるため、購入前に純正品かどうか、状態はどうかを確認しましょう。

3. その他の留意点

試打の重要性
* スペック表だけではわからない、打感や振りやすさを確認するため、購入前には必ず試打をしましょう。
* 試打施設では、弾道測定器を使ってヘッドスピードや飛距離、スピン量などを正確に計測してもらえる場合があります。
* 現在使用しているクラブを持参して、新しいクラブとの違いを比較してアドバイスを受けるのも良い方法です。
　　※ドライバーや各アイアンは好調時の最高飛距離を伝えずに、平均飛距離とキャリーのほうが適正なクラブ診断ができやすいです。

■ 初心者の方へ
* 最初は、最新のクラブにこだわらず、ミスに強い設計のモデルや、セットで販売されているものから始めるのがおすすめです。
* 初心者向けのクラブは、ヘッドが大きく、ロフト角が大きいものが多く、ボールが上がりやすく、方向性も安定しやすい傾向があります。
* 中古クラブも選択肢の一つです。コストを抑えつつ、状態の良い掘り出し物を見つけられる可能性があります。ただし、傷や劣化がないか、シャフトやグリップの状態をしっかり確認することが重要です。

ゴルフクラブは、自分のスイングや体力、スキルレベルに合わせて選ぶことが最も重要です。ぜひ、プロのフィッターやゴルフショップの店員に相談しながら、自分にぴったりの1本を見つけてください。