2025/12/21

ウェッジのミス原因。板橋区のインドアゴルフスクール　［わたしのゴルフ下赤塚店］地下鉄赤塚駅②徒歩2分

日々が過ぎ去るのが早くて、今年残すところ1週間余りとなりました。もう、年内の打ち納めや、新年の初打ちのご予定は決まっていますか？

さて、冬のゴルフは厳しい条件下で難易度が高めですが、特にウェッジのミス（ダフリ、トップ、チャックリ）が増えてきます。その原因には「シャフトの硬さ・重さ」が密接に関係しています。

特に、アイアンセットとウェッジで「重量と硬さのギャップ」が大きすぎることが、多くのアマチュアゴルファーのミスの原因になりそうです。

もしあなたが「アイアンは軽量スチールやカーボンを使っているのに、ウェッジだけ市販の『重くて硬いスチール（DG S200など）』を使っている」場合、シャフトを見直すだけでミスが激減する可能性があります。

以下に、症状別の原因と対策をまとめてみました。

1. なぜシャフトの硬さがミスに繋がるのか？

ウェッジはフルスイングだけでなく、ハーフスイングやアプローチといった「コントロールショット」を多用します。
シャフトが硬すぎると「しなり」を感じられないため、ヘッドの重さを感じにくくなり、手先で操作しようとしてミスが生まれます。

【トップ】の原因：硬すぎる・軽すぎる

* 現象: シャフトが硬すぎてしならない（＝棒のように感じる）ため、インパクトでヘッドが戻ってこず、ボールの頭を叩いてしまう。あるいは、軽すぎて身体が浮き上がってしまう。
* 対策:少し柔らかくする（または重くする）。
柔らかいシャフトは、切り返しで自然に「タメ」ができ、ヘッドが低い位置から入ってきやすくなります。

【ダフリ】の原因：重すぎる・硬すぎる

* 現象: クラブが重すぎて支えきれず、意図しないタイミングでヘッドが落下してしまう（重力に負ける）。または、硬くてしならないクラブを無理に動かそうとして、右肩が突っ込んだり、リリース（手首の解放）が早くなったりして手前を叩く。
* 対策:少し軽くする、または柔らかくする。
無理なく振れる重量帯にすることで、スイングリズムが安定します。

【チャックリ】の原因：硬すぎて「打感」がない

* 現象:グリーン周りの小さな動きで、シャフトが全くしならないと「ヘッドがどこにあるか」を感じ取れません。その不安から、インパクト直前で手が緩んだり、逆に合わせにいったりして、ザックリ刺さります。
* 対策:柔らかいシャフト（または「手元」が緩いシャフト）にする。
小さな動きでもヘッドの重みを感じられるようになると、リズム良く「トン」と落とすだけで打てるようになります。

2. 「アイアン」を基準にした選び方（黄金比）

ミスのないウェッジ選びの鉄則は、「アイアンの流れを崩さないこと」です。

具体的には、お使いのアイアンセットのシャフトに対して：

1. 重量:アイアンと同じ、または プラス10g〜20g程度重くする。
2. 硬さ:アイアンと同じ、または ワンランク柔らかく（1フレックス下げる） する。

なぜ「柔らかく」なのか？
フルショットしないウェッジは、ヘッドスピードが遅くなります。アイアンと同じ硬さだと、遅いスイングではしなりを感じられず「硬く」感じてしまうため、あえて柔らかくすることで操作性を揃えます。

—–

3. 具体的なシャフトの組み合わせ例

現在お使いのアイアンのシャフト別におすすめのウェッジシャフトを挙げます。

まとめとアドバイス

もし現在、ミスにお悩みであれば、「ウェッジ専用シャフト（MCI Solid/Mildなど）」や、あえて「アイアンと同じシャフト（Rフレックスなど）」を入れてみるのが非常に効果的です。

プロの多くも、ウェッジだけは「S」ではなく「X」を入れたり、逆に「柔らかくして粘りを出したり」と工夫していますが、アマチュアの場合は「少し重く、少し柔らかく」が最もミスを減らす特効薬になります。

■次のステップとして:
現在お使いのアイアンのシャフト名（またはアイアンのモデル名）を専門店で相談していただければ、「このシャフトなら、ウェッジにはこれが合います」という具体的な候補を確認できるかもしれません、この冬の季節に、クラブ種別やバランスなどのご検討いかがでしょうか？