2025/07/30

伸び上がり問題。板橋区のインドアゴルフスクール［わたしのゴルフ下赤塚店］地下鉄赤塚駅②徒歩2分

もう、7月も最後になってきました。連日の陽射しは容赦なく、路面を熱く照らしています。

さて、ゴルフのインパクト時に「前傾が伸び上がったり、肘が曲がってしまう」癖は、飛距離や方向性の安定を妨げる大きな要因となりますね。これらの癖を直すための練習方法をいくつかご紹介します。

■前傾が伸び上がる癖を直す練習方法

前傾が伸び上がる原因としては、体幹の弱さ、スイングプレーンの乱れ、ボールを上げようとする意識などが挙げられます。

1. 壁を使ったドリル（お尻と壁の距離を保つ）
* 方法:お尻を壁に近づけてアドレスし、壁にお尻をつけたままスイングします。特にバックスイングからインパクトにかけて、お尻が壁から離れないように意識します。
* 効果: 前傾角度を維持する感覚を養い、体の軸がブレるのを防ぎます。

2. クラブを背中に当てるドリル
* 方法: アドレスで背中にクラブを横向きに当て、両端を腕で押さえます。クラブが背中から離れないようにスイングします。
* 効果: スイング中の背骨の角度を意識し、前傾を保つ感覚を身につけます。

3. ハーフスイングでの意識付け
* 方法: 最初からフルスイングではなく、ハーフスイングで前傾を意識して練習します。クラブヘッドが体の軸から遠ざからないように、特にインパクトゾーンで前傾をキープする意識を持ちます。
* 効果:小さな動きで正確な前傾維持の感覚を掴み、徐々にフルスイングに繋げます。

4. ボール位置の確認
* 方法:ボールが極端に左足寄りにある場合、前傾が伸び上がる傾向があります。適切なボール位置（ドライバーは左かかと線上、アイアンはスタンス中央寄り）を確認し、調整します。
* 効果:不自然な体の動きを減らし、スムーズなスイングを促します。

5. 体幹トレーニング
* 方法: プランク、サイドプランクなど、体幹を鍛えるトレーニングを日常的に取り入れます。
* 効果: スイング中の体の軸を安定させ、前傾をキープする力を向上させます。

■肘が曲がる癖を直す練習方法（特に左肘のチキンウィング）

肘が曲がる原因としては、力み、クラブを振り切ろうとする意識の欠如、体の回転不足などが考えられます。特に左肘が曲がる「チキンウィング」は飛距離ロスに繋がります。

1. 右脇にタオルを挟んで打つドリル（右利きのゴルファーの場合）**
* 方法:右脇にタオルを挟んで、落ちないようにスイングします。特にダウンスイングからフォローにかけて、右脇が締まった状態を意識します。
* 効果:右肘が体から離れるのを防ぎ、コンパクトで効率の良いスイング軌道を覚えます。

2. 左腕にアームスリーブやゴムバンドを巻いて打つドリル（左肘のチキンウィング対策）
* 方法:左腕にアームスリーブやゴムバンドを巻き、肘が曲がらないように意識してスイングします。
* 効果: 左肘が伸びた状態を保つ感覚を養い、フォロースルーを大きくスムーズにします。

3. ローテーションを意識したスイング練習
* 方法:手先でクラブを操作するのではなく、体（特に胸と腰）の回転でクラブを振る意識を持ちます。フィニッシュで体がターゲット方向を向くように、しっかり回転しきることを目指します。
* 効果:体の回転がスムーズになると、腕の力みが減り、自然と肘が伸びるようになります。

4. ゆっくりとしたスイングでの確認
* 方法: 全速力で振るのではなく、ゆっくりとしたテンポでスイングし、ダウンスイングからインパクト、フォローにかけて両腕がしっかり伸びているかを確認しながら練習します。
* 効果:肘が曲がるタイミングや原因を特定しやすくなります。

5. シャドウスイングでのイメージトレーニング
* 方法: クラブを持たずにシャドウスイングを行い、理想的な前傾角度と腕の伸びをイメージしながら体を動かします。鏡の前で行うと、自分の姿勢を確認しながら練習できます。
* 効果:筋肉の記憶を促し、無意識のうちに正しい動きができるようにします。

◆練習のポイント

* 焦らない: 癖を直すには時間がかかります。一気に完璧にしようとせず、少しずつ意識して練習を重ねましょう。
* 短い距離から:最初はアプローチやハーフショットなど、短い距離から正しい動きを身につけ、徐々にフルスイングへと移行していきます。
* スイング動画で確認:自分のスイングをスカイトラックなどで撮影し、理想のスイングと比較して確認すると、どこが悪いのか客観的に把握できます。
* コーチの指導:ぜひゴルフコーチに自ら相談してレッスン指導を受けることを強くお勧めします。個々の癖や体の特徴に合わせた的確なアドバイスやドリルを教えてもらえます。

これらの練習方法を組み合わせながら、根気強く取り組んでみてください。正しい動きが身につけば、ゴルフがもっと楽しくなるはずです！

わたしのゴルフでは、熱く目標に向かって取り組む皆さんを応援しています！