2025/07/31

フェース面は自分次第。板橋区のインドアゴルフスクール［わたしのゴルフ下赤塚店］地下鉄赤塚駅②徒歩2分

7月の最終日となりました。明日から8月を迎えますので、お盆休みの予定や旅行準備など進めている方も多いのではないでしょうか。

さて、ゴルフスイングにおける「フェース面の管理」は、ボールの方向性と飛距離に直結する非常に重要な要素です。ここでは、効果的な練習方法をいくつかご紹介します。

 

■フェース面の管理の基本

* 出球の方向はフェースの向きで決まる: ボールが真っすぐ飛ぶかどうかは、インパクト時のフェース面がターゲットに対してスクエア（直角）になっているかどうかが最も影響します。
* フェース開閉とローテーション:スイング中、フェースは開いたり閉じたり（ローテーション）しますが、この動きを適切にコントロールすることが安定したショットに繋がります。

■練習方法

1. グリップエンドを意識する

アマチュアゴルファーはヘッドやフェースを意識しがちですが、プロの中には「体に最も近いグリップエンドを意識する」という方もいます。グリップエンドを意識して動かすことで、自然とヘッドやフェースの動きをコントロールできるようになります。

* 車のハンドルをイメージ: グリップエンドを左に回せばフェースは閉じ、右に回せばフェースが開くというように、車のハンドルのようにクラブを回すイメージを持つと良いでしょう。

2. 片手打ちドリル（特に右手）

片手打ち、特に右手一本での素振りやボール打ちは、フェースの開閉動作やフェース面を感じる感覚を養うのに非常に効果的です。

* 右手のひらでフェース面を感じる: 右手のひらをフェース面だと思い、インパクトで手のひらがターゲットに対してスクエアになるように意識します。
* 小さい振り幅から徐々に大きく: 最初はアプローチやハーフショット程度の小さな振り幅から始め、徐々に振り幅を大きくしていきます。この感覚を掴んだら、両手で打つ練習に移ります。
* 左手一本打ち:左手一本でクラブを持ち、右手で左手の手首をサポートしながらスイングする練習も有効です。トップでフェース面が左腕とほぼ平行になるように意識し、スクエアなフェース面を保つ感覚を養います。

3. 大きな板状の物を使った素振り

ゴルフクラブではフェースの開閉が分かりにくい場合があるため、A4サイズのノートやお盆、ほうき、布団たたき、バドミントンラケットなど、平たくてある程度の大きさがあるものを使ってゆっくり素振りをしてみましょう。

* フェース向きの確認:アドレスからトップ、ダウンスイング、インパクト、フォローまで、スイングの過程でフェース面がどちらを向いているのかを確認しやすくなります。
* 過度な開閉の抑制:この練習を通じて、過度なフェースの開閉が方向性のブレに繋がることを体感し、開閉を抑える意識を養うことができます。

4. シャットフェースでテイクバック

バックスイングでフェースが開きすぎるのはミスショットの原因となります。テイクバックでフェースの開閉を極力抑える（シャットフェースに上げる）ことで、フェース向きをコントロールしやすくなります。

* 腰の高さまで:腰の高さまで上げた時に、手元はインサイドに、クラブヘッドは外側にある状態が理想です。

5. 練習器具の活用

フェース面を意識しやすい練習器具も市販されています。

* フェースアングルチェッカー: クラブヘッドに磁石で取り付けて、フェースの向きを目視で確認できるツールです。アドレス時のフェース向きのズレを修正するのに役立ちます。
* スイング練習用ボール: 腕の間に挟んでスイングすることで、自然なフェースの開閉動作を感じることができます。松山英樹選手も実践していると言われています。

6. 動画撮影と分析

自分のスイングを映像解析機（わたしのゴルフ/全打席常設）で撮影しスローモーションで再生すると、インパクト時のフェースアングルを確認することも非常に有効です。高性能測定器（@スカイトラック常設）の併用で、さらに詳細なデータを取得できます。

■練習のポイント

* 感覚を養う:フェース面管理は、頭で理解するだけでなく、実際に体を動かして感覚を養うことが重要です。
* 継続すること:短期間で成果が出るものではないので、毎日少しずつでも継続して練習することが上達への近道です。
* コーチのレッスン: 改善が少ない場合は、さらにレッスンを受けて指導を受けることをアピールしましょう。

これらの練習方法を参考に、ご自身のゴルフスイングにおけるフェース面管理の向上を目指してください。