2025/09/06

ティーの高低。板橋区のインドアゴルフスクール［わたしのゴルフ下赤塚店］地下鉄赤塚駅②徒歩2分

この週末は、すっきりと晴れ渡って、秋らしい空気が流れています。いよいよ、ゴルフのベストシーズン到来といえそうです。

さて、ゴルフのドライバー練習において、ティーの高さを変えることは非常に効果的です。様々なティーの高さを試すことで、スイング軌道、打点、弾道にどのような影響があるかを理解し、状況に応じた最適なショットを打つ能力を向上させることができます。

ここでは、ティーの高さを変えながら行う効果的な練習方法をいくつかご紹介します。

1. 基本的なティーの高さの確認

まず、ご自身が通常使用しているティーの高さで数球打ち、どのような弾道が出るか、打点は安定しているかを確認しましょう。これが基準点となります。

最適な高さの目安: ドライバーのフェースの上端がボールの中心またはそれより少し上になるくらいが一般的です。ただし、個人差があります。

2. ティーを「高く」して練習 ————

ティーを通常よりも高くして打つ練習は、主に以下の効果が期待できます。

目的と効果:

* アッパーブローの習得:ボールを打ち上げる感覚を掴みやすくなります。
* フェース上部でのインパクト:スイートスポットの上部で捉えることで、バックスピン量を減らし、飛距離を伸ばす効果があります。
* 低弾道スライスの改善: ダウンブローが強すぎてスライスが出る傾向がある場合に、アッパーブローを意識することで改善されることがあります。
* ティーアップショットの得意化: ティーアップしている状況での打ち方をマスターできます。

練習方法:

a. 通常より2～3cm高くティーアップ:まずは、極端に高くしすぎず、少し高めから始めます。
b. 意識する点:
* ヘッドアップしない: ボールを上から叩きつけるのではなく、下から上に持ち上げるイメージで。
* 重心を後ろに残す:左足に体重が乗りすぎないように、バックスイングで右足にしっかり体重を乗せ、フォローまで右足に重心を残す意識を持つと、アッパーブローになりやすいです。
* 広いスイングアーク: 大きな円を描くように振ることで、アッパーブローになりやすくなります。
c. ボールの行方と打点を確認: どのような弾道が出たか（高弾道、低スピンなど）、クラブフェースのどこに打点があったか（ティー痕で確認）をチェックします。

 

3. ティーを「低く」して練習———————

ティーを通常よりも低くして打つ練習は、主に以下の効果が期待できます。

目的と効果:

* ダウンブローの感覚を掴む（アイアンに近い感覚）: フェアウェイウッドやロングアイアンを打つ感覚に近い練習になります。
* 払い打ちの精度向上: アッパーブローが強すぎて不安定な弾道になる場合に、払い打ちの感覚を掴むのに役立ちます。
* ミート率の向上: 低いティーでしっかりミートさせることで、芯を捉える能力が高まります。
* ライの悪い状況への対応:フェアウェイバンカーやラフからのショット練習にも繋がります。

練習方法:

a. ボールが半分隠れる程度にティーアップ: 地面に埋まっているような極端な低さではなく、ボールの半分くらいが見える程度から始めます。
b. 意識する点:
* レベルブロー～ややダウンブローの意識: ボールを払い打つ、または少し上から潰すようなイメージで。
* ハンドファーストを意識: インパクト時に手元がボールよりも先行している状態を意識すると、ダウンブローになりやすいです。
* 地面とのコンタクトを意識しない: 決してターフを取るような打ち方ではなく、芝の上を滑らせるイメージです。
c. ボールの行方と打点を確認: どのような弾道が出たか（低弾道、ドロップ気味など）、クラブフェースのどこに打点があったか（ティー痕で確認）をチェックします。

 

4. ティーの高さの「高低ミックス練習」————————-

これらの練習を組み合わせることで、より実戦的な感覚を養うことができます。

練習方法:

a. 3段階でティーの高さを変える:
* 通常より高いティー
* 通常のティー
* 通常より低いティー
この3種類をランダムに、または数球ずつ打ち分けます。
b. ショットごとに意識を変える: 高いティーではアッパーブロー、低いティーではレベルブローなど、それぞれのティーの高さに合ったスイングを意識して打ち分けます。
c. 特定の課題に特化:
* スライスに悩む場合:高いティーでの練習を中心に、アッパーブローの感覚を養う。
* フックに悩む場合: 低いティーでの練習を中心に、払い打ちの精度を高める。

ぜひとも、自分で工夫しながら、スイングや弾道など積極的に試してみてください。