2025/08/28

ベタ足効果。板橋区のインドアゴルフスクール［わたしのゴルフ下赤塚店］地下鉄赤塚駅②徒歩2分

今朝は、少し涼しく感じられましたが、これが平年通りのようです。

さて、ゴルフスイングにおいて「右足をベタ足にする」練習は、様々な効果とメリットをもたらします。

■右足ベタ足の練習効果とメリット

1. 軸の安定とミート率向上
* ベタ足にすることで下半身の余計な動きが抑えられ、スイング中の軸ブレが少なくなります。
* 軸が安定すると、ボールを体の正面で捉えやすくなり、打点が安定し、芯に当たりやすくなります。
* 結果としてミート率が向上し、方向性や飛距離の安定につながります。

2. 前傾姿勢のキープ
* ベタ足スイングは、お尻が前に出て前傾が起き上がってしまうのを防ぐ効果があります。
* 前傾がキープされることで、クラブの軌道が安定し、スムーズなスイングが可能になります。

3. スライスの抑制**
* ダウンスイングで右足かかとが早く浮いてしまうと、右ひざが前に出てしまい、クラブがアウトサイドから下りやすくなり、スライスの原因となることがあります。
* ベタ足にすることで右ひざが前に出るのを防ぎ、インサイドからクラブを下ろす軌道になりやすいため、スライスを減らす効果が期待できます。

4. 傾斜地での安定性
* 傾斜地ではアドレスの姿勢を保つのが難しいですが、ベタ足にすることでインパクトの瞬間まで両足でしっかり踏ん張ることができ、安定したショットが打ちやすくなります。

5. 地面反力の活用（動的ベタ足）
* 単に右足を地面につけっぱなしにするだけでなく、右足の裏全体で地面を捉え、地面反力を効率的に利用する「動的ベタ足」という考え方もあります。
* 右足の内側で粘りながら回転することで、下半身主導の動きになり、手打ちを防ぎ、パワーをボールに伝えることができます。
* ローリー・マキロイなどのプロも、沈み込むように右足を踏み込み、その反力を腰の回転に利用することで、切れ味の良いスイングを生み出しています。

6. コントロールショットの精度向上
* 右足が粘ることで、右ひざが内側に絞られ、ボールを狙った方向に押し出す感覚が得られやすくなります。これがライン出し（コントロールショット）の精度を高めます。

■練習方法

* ハンドタオルを踏むドリル:右足のかかとにハンドタオルを敷いて、フォロースルーまでかかとが浮かないように意識しながらシャドウスイングや素振りを行います。これにより、右足で粘る感覚を養えます。
* ゆっくり振る: 最初はゆっくりとしたスイングで、右足がベタ足になっているかを確認しながら行います。慣れてきたら徐々に振り幅を大きくしていきます。
* 動画で確認: 自分のスイングをスマートフォンなどで撮影し、右足が地面に着いているか、かかとが浮いていないかを確認しながら練習を繰り返します。

■デメリット・注意点

* 習得に時間がかかる: これまでのスイングスタイルに慣れている人にとっては、ベタ足スイングの習得には時間がかかる場合があります。特に体が硬い人は、慣れるまでに苦労するかもしれません。
* 手打ちになりやすい可能性: ベタ足を意識しすぎて下半身をガチガチに固めてしまうと、体の回転がスムーズに行えず、手打ちになってしまう可能性があります。右足を地面につけながらも、体の回転を意識することが重要です。
* 飛距離の減少（一時的）:ベタ足スイングでインパクトが「点」になる感覚になる場合、飛距離が一時的に落ちる可能性もあります。しかし、これは正しいベタ足の感覚を掴むまでの過程であり、適切に地面反力を使えるようになれば、飛距離アップにもつながります。

ベタ足スイングは、特にスライスに悩む方や、ショットの方向性を安定させたい方にとって有効な練習方法と言えます。ただし、自身の体の特性や現在のスイングとの相性もあるため、無理なく取り組むことが大切です。

 

 

● 練習のポイント　補足

右足ベタ足の練習は、最初は少し違和感があるかもしれませんが、「軸の安定やミート率の向上」にとても効果的です。特に、「地面反力」を意識しながら右足の内側で粘る感覚を掴めると、手打ちが減り、より効率的にパワーを伝えられるようになります。

焦らず、ゆっくりとしたスイングから始めて、少しずつ感覚を掴んでいくのがおすすめです。もし可能であれば、ご自身のスイングを動画で撮影して、右足の動きを確認しながら練習すると、さらに上達が早まります。