2025/11/24

高身長ゴルファーへ(その2）。板橋区のインドアゴルフスクール［わたしのゴルフ下赤塚店］地下鉄赤塚駅②徒歩2分

三連休の最後の月曜日ですが、好天に恵まれた行楽日和といえそうです。

さて、前回に続いて身長185cm以上のゴルファーが市販クラブを使う場合の対応方法についてまとめてみました。市販の標準的なゴルフクラブを使用する場合、クラブの長さやライ角が合っていない可能性が高く、スイング軌道の乱れやミスの原因になりやすいです。

最も推奨される対応方法は専門店でのクラブフィッティングを受けることですが、市販クラブを調整・活用するための主な対応方法をいくつかご紹介します。

1. クラブの長さ（シャフト長）の調整

高身長の場合、標準的な長さのクラブでは短すぎることが多く、無理な前傾姿勢や手元の浮き上がり（シャンクの原因）を引き起こすことがあります。

* 調整の目安:
* 一般的に、身長190cm程度のゴルファーは、標準よりも +0.5インチから +1.0インチ（約1.3cm〜2.5cm）程度、シャフトを延長することが推奨されます。
* 特にアイアンセットの場合、7番アイアンで「標準より＋1.0インチ以上」を目安とするフィッティングチャートもあります。
* 注意点:
* クラブを延長すると、クラブのバランス（スイングウェイト）が変わって重く感じたり、シャフトのしなり（フレックス）も柔らかく感じたりする可能性があります。

* 延長は、ゴルフ工房や専門ショップでシャフトのバット側（グリップ側）にエクステンション（継ぎ足し）をして行います。

2. ライ角（クラブの地面との角度）の調整

ライ角は、クラブを構えたときやインパクト時に、ソールのどこが地面に接するかを決定する重要な要素です。高身長でクラブが短いと、トゥ（先端）側が浮きやすくなります。

*調整の目安:
* 高身長のゴルファーは、クラブを延長するだけでなく、ライ角をアップライト（クラブの先端が上を向くように角度を立てる）に調整する必要があります。
* 一般的に、身長や腕の長さにもよりますが、標準よりも +1度〜 +4度程度アップライトにすることが考えられます。
* 重要性:
* トゥ側が浮いたままだと、ボールが目標より左に飛び出しやすくなります。ライ角を調整することで、ボールのつかまりや方向性を改善できます。
* ライ角の調整は、アイアンとウェッジで行うことができ、専用の機械でネック部分を曲げます。

3. グリップの調整

手の大きさや握り方によって、適切なグリップの太さが異なります。高身長の男性は手が大きいことも多いです。

* 対応:ミッドサイズ（太め）のグリップを選ぶことで、手の中でクラブが動きすぎるのを防ぎ、しっかりと握れるようになります。

4. ドライバーやフェアウェイウッドについて

アイアンほど長さ調整が必須ではありませんが、スイングのイメージをアイアンと合わせるために考慮点があります。

* 長さ:あまり長尺にせず、45インチ程度の一般的な長さか、あえて少し短め（44.5インチなど）を選択するプロもいます。長尺すぎるとスイングが不安定になりやすいためです。
* ヘッド:重心深度が浅めのヘッドを選ぶと、スイングイメージに一体感を持たせやすいという意見もあります。

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🎯 最も確実で推奨される方法：クラブフィッティング

市販のクラブをただ延長・調整するのではなく、ゴルフ工房や専門のフィッティング施設で、スイングの癖や腕の長さ（手首から床までの距離）なども考慮したクラブフィッティングを受けるのが最も確実です。

フィッティングでは、以下のポイントを計測し、高身長の体に最適なクラブを見つけ出したり、現在のクラブを調整したりできます。

1. 静的測定: 身長、手首から床までの距離、手のサイズなど。
2. 動的測定:スイング中のクラブの入射角、ライ角、ヘッドスピードなど。

フィッティングを受けることで、自分に合わないクラブを使うことによる「悪い癖」がつくのを防ぎ、本来のポテンシャルを引き出すことができます。

現在お持ちのクラブを調整するか、新しいカスタムクラブを作るかなど、次のステップについてのご相談があれば、いちど専門店を訪問してみると良さそうです。