2026/07/13
第5話:打ちっぱなしはハードル高すぎ?初心者女子に優しい場所を探してみた
「美咲、ここはどう? ほら、ここなら車がなくても行けるよ」
木曜日の仕事帰り、駅前のカフェ。サクラがスマホの画面を私に見せてくれた。そこには、青空の下に緑のネットが大きく広がった開放的なゴルフ練習場、いわゆる「打ちっぱなし」の写真が載っていた。
「うーん……綺麗だけどさ、やっぱり車がないと不便そうだし、何よりこの広さが怖いよ。みんな私のこと見てる気がしちゃう」
私はアイスラテのストローをいじりながら、ズブズブと後ろ向きな発言を繰り返す。 ネットで調べた一般的な打ちっぱなしは、大体が郊外や駅から離れた場所にある。営業の仕事帰りに、重いゴルフバッグ(まだ持っていないけれど)を抱えて満員電車に乗るなんて、どう考えても現実的じゃない。
それに、サクラが見せてくれた練習場の写真の背景には、やっぱりゴルフウェアをバシッと着こなしたベテランらしきおじさまたちが、ずらりと並んで力強くスイングしている姿が小さく写っていた。
あの中に、オフィスカジュアルのブラウスを着たまま、クラブの握り方も知らない私がポツンと混ざるなんて、どう考えても場違いだ。空振りするたびに後ろから「チッ」と舌打ちされたり、「若い女の子が珍しいな」と哀れみの目を向けられたりしたら、私のガラスのメンタルは一瞬で粉々に砕け散ってしまう。
「じゃあ、車で行かなくてよくて、駅から近くて、おじさんたちの視線に囲まれない場所……ってこと? 美咲、さすがにそんな都合のいい場所あるわけ……」
サクラが呆れたようにブツブツ言いながらも、スマホの画面をサクサクとスクロールしてくれる。 自分でもワガママな条件だとは分かっている。でも、譲れないのだ。
- 会社帰りに行ける(駅から近い)
- 道具を何も持っていかなくていい(手ぶら)
- 周りの目が気にならない(アウェイ感がない)
- 初心者の女性でも、イチから優しく教えてもらえる
そんな、まるでおとぎ話のようなゴルフ練習場が、このオフィス街のど真ん中にあるのだろうか。 「あ! 見つけたかも! 美咲、これ見て、ここ凄くない!?」 突然、サクラが興奮した声を出して、私の目の前にスマホを突き出してきた。画面に映っていたのは、緑の芝生ではなく、まるでおしゃれなカフェか、最新のフィットネスジムのような、洗練された室内の空間だった。
【プロのワンポイント解説】
現代のゴルフは進化している!ビギナー女性のための環境
美咲さんが挙げたワガママにも思える条件。実はこれ、今のゴルフ業界では「ごく当たり前のニーズ」として、ものすごく重要視されているんです。
昔ながらの広い打ちっぱなし(屋外練習場)は、開放感があって気持ちいい反面、「車が必要」「天候や気温に左右される」「後ろから他の人に見られる」という、初心者、特に女性にとってはハードルが高いというデメリットがありました。あの独特のコミュニティに入っていくのは、確かにアウェイ感があって勇気がいりますよね。
でも安心してください。ここ数年で、ゴルフの始め方のハードルは昔に比べて格段に下がっています。道具を持っていなくても、車を持っていなくても、おしゃれに、そして誰にも気兼ねなく秘密特訓ができる環境が、今の時代にはちゃんと用意されているんですよ。
【まとめ】
サクラが見つけてくれた、まるで高級ジムのようにおしゃれな空間。そこは、美咲が頭の中で想像していた、おじさまたちが集まる「打ちっぱなし」とは180度違う場所でした。その正体とは一体……? 次回、第6話「手ぶらでOK、プロの指導付き!?『インドアゴルフスクール』という選択肢」に続きます!
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