2023/07/22

スコアメイクに直結するアプローチショット

アプローチショットはスコアメイクに直結する非常に大切な技術であり、2つの異なるテクニックを用いて行い、それぞれピッチショットとチップショットと呼ばれています。以下でそれぞれの違いと打ち方について詳しく解説します。

ピッチショット

ピッチショットは、通常、長めの距離（10〜50ヤード程度）を移動させる必要がある状況で用いられます。例えば、フェアウェイからグリーンへのアプローチや、バンカーやロフトした地形を超えるショットなどです。ピッチショットでは、フルスイングのような大きなスイングを使い、ボールを高く上げて空中を飛ばせるようにします。高い弾道を持たせることで、障害物を乗り越えたり、グリーン上で止めたりすることが狙いです。

ピッチショットの打ち方

クラブ選択

通常、ピッチングウェッジやサンドウェッジといったロフトが高めのウェッジを使用します。

スタンス

ボールを中心に、やや足を開いて立ちます。足幅は肩幅程度で良いでしょう。

ボール位置

ピッチショットでは、ボールを足の中心よりも少し前に配置します。

スイング

手首を少しクラブヘッド側にひねって、バックスイングとダウンスイングの間で加速します。ボールに対してダウンブローの軌道でヘッドを当て、クリーンなインパクトを狙います。これによってボールは高く上がり、遠くまで飛ぶことができます。

 

チップショット

チップショットは、短い距離（通常10ヤード未満）を移動させる必要がある状況で用いられます。例えば、グリーンの近くにボールがある場合や、グリーンまでのアプローチが残りわずかな場合に適しています。チップショットでは、低い弾道を持たせて、ボールをできるだけ地面に近づけることで、転がりを利用してピンに対して正確に近づけることが目的です。

チップショットの打ち方

クラブ選択

通常、ピッチングウェッジやアプローチウェッジ、またはパターを使います。

スタンス

ボールを足の中心よりも少し後ろに配置し、足をやや狭めて立ちます。

ボール位置

チップショットでは、ボールを後ろ寄りの位置に置きます。

スイング

手首を固定して、腕や肩の動きによってクラブを振ります。クラブヘッドがボールに対してスクエアな状態でヒットするようにします。打ち終わりは手首を折らずにキープし、クラブが自然に進んでいくようにします。これによってボールは低く飛び、地面を転がってピンに近づきます。

 

重要なポイント

ピッチショットとチップショットの成功には、正確性とコントロールが重要です。練習を重ねて距離感を身につけることが大切です。状況に応じて、どちらのショットが最適か判断することが重要です。距離、地形、障害物の有無などを考慮して選択しましょう。これらのアプローチショットをマスターすることで、ゴルフスコアの改善につながるでしょう。練習を怠らず、状況に応じて適切なショットを選択できるようにしましょう。